実務担当者育成コース

シッパーズでは、新たに従業員を雇用する代わりに(既雇用者である)社員を対象に貿易実務担当者へ育成するコースを設けております。

世の中には、書籍、対面式の講座、オンライン講座などで海外取引における実務や貿易実務を学べる機会は多々ありますが、貴社の事業に沿った実務指導をしてくれる機会は常に極めて少ないものです。

下記のケーススタディ(過去の実績)が示す通り、十分な実務経験のある社員への強化指導から、まったくの未経験の社員まで、シッパーズでは貴社の状況や実務に応じた柔軟な対応が可能です。

ケーススタディ(過去の実例)

CASE 1

とある業界の老舗メーカーです。製品の部材における輸入品の割合が高く海外への輸出も長年行っているが、担当者の退職までに後任の育成が間に合わずとても困り果てた状況の中、当社へお問い合わせいただきました。

担当者育成コースをご依頼のきっかけ担当者が定年退職したが、後任が育っていなかったため
具体的なご依頼内容業務遂行に必要な知識・ノウハウを、新しい担当者にしっかり教え込んでほしい
業種メーカー(製造業)
指導範囲ビジネス英語、輸出/輸入の流れ、受発注書類、
貿易書類作成、業者均衡、外国送金
指導期間12ヶ月(終了後、顧問契約継続中)
担当者の実務経験なし
担当者のビジネス英語レベル
英検3級、TOEIC未受験(300点台レベル)

CASE 2

優秀な人材の流出・定着に問題を抱えていらっしゃり、社内スタッフのレベル向上と長期の専属顧問契約についてお問い合わせいただきました。主に受発注、船積み、通関書類の改善、業者の選び方についての指導から始めました。

担当者育成コースをご依頼のきっかけ社内での知見・知識では対応できなくなったため
具体的なご依頼内容社内では対応できない部分、通常業務のレベルアップをお願いしたい
業種商社
指導範囲受発注書類、貿易書類の改善、L/C取引、契約書
指導期間24ヶ月(終了後、顧問契約継続中)
担当者の実務経験あり
担当者のビジネス英語レベル
英検準1級、TOEIC 800点台、留学経験あり

CASE 3

海外のウェブサイトで商品を見つけられ、日本へ輸入し独占的に販売をしたいという個人事業主の方からのお問い合わせです。最初の問い合わせから、発注、輸入、決済等、すべての業務のサポートのお問い合わせをいただきました。

担当者育成コースをご依頼のきっかけ海外から仕入れをしたいが知見がなく不安であったため
具体的なご依頼内容海外から商品を輸入して国内で販売したいので、手取り足取り教えてほしい
業種小売(輸入)
指導範囲問い合わせ、発注、貿易実務(輸入)、外国送金、契約書
指導期間6ヶ月(案件があるときのみ対応)
担当者の実務経験なし
担当者のビジネス英語レベル低〜中
英検準2級、TOEIC 450点前後

担当者の「素質」をどう見極める?

『海外業務』『貿易実務』と聞くと、まず何よりも高い語学力(英語力)と貿易の知識が必須条件であると思われがちです。確かに即戦力になるかどうかという点からするとそれらのレベルが高いに越したことはありませんが、実はそれらはいつでもどこからでも肉付けが可能です。

それよりも、人材の選定において悩まれる事業主様にこちらからお願いすることがあります。

それは、コツコツと仕事に真摯に取り組むことができる方、要は勤勉な方を見出していただくことです。また、もう少し贅沢をいうと自分の仕事に美学をもっている方を、となります。逆に言うと、これらに著しく欠ける方は我々の担当者育成コースには合わないかもしれません。

過去には、社員の事務作業を補助されていたパートの方、梱包・配送の担当者、会計担当の方など、一見すると『海外業務』『貿易実務』からは遠い職務の方をほぼゼロから指導し、今ではどなたも立派にご活躍いただいております。その方々に共通していたことは、上述のとおりコツコツと仕事に取り組むことができ、勤勉で、自分なりに仕事の美学を持たれていたことです。

シッパーズでは、これから一緒に成長していく担当者の方に、中途半端な語学力や貿易の知識は求めておりません。

ポリシー

いわゆるコンサルタントやアドバイザーという方に相談をしても、目先の実務に沿った助言をもらうのはなかなか難しいものです。

なぜでしょうか?

サポートを依頼する側の企業が、実務上必要な知識やノウハウ以上のものを求めることは良くも悪くも稀なことです。しかしながら、教える側の立場にある人は、どうしてもそれ以上の不必要な知識や小難しいタームを口にすることがしばしばあります。その根本的な原因は、サポートを依頼する側の要望や経緯を教える側が正しく理解していないからです。

シッパーズでは、依頼する側の立場や事情をしっかりヒアリングしたうえで、事業主様毎に最適なプランをご提案いたします。

ご相談、お見積りのご依頼は「お問い合わせ」フォームからお気軽にお問い合わせください。